関西クラシック音楽情報  ・・・音楽賞のページ・・・  (12.1.16 更新)
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 音楽クリティック・クラブ賞

 音楽クリティック・クラブ賞とは・・・

 関西に在住する音楽評論家でつくる「音楽クリティック・クラブ」が主催する音楽賞。関西音楽界の一層の活性化を図ろうと、毎年12月に、直近の1年間に関西圏で開催された演奏会のなかから。最優秀とみとめられたものに「音楽クリティック・クラブ賞」、著しい成長を示し今後の活躍が大いに期待されるものに「音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞」を贈っている。


 連絡事務所:株式会社 ヤマハミュージック大阪 心斎橋店
       542-0085 大阪市中央区心斎橋筋 2-8-5
       Tel:06-6211-8330
 *「音楽クリティック・クラブ」は、クラブ組織の団体なので、団体としての事務所はない。


 2011年度 (第32回)
「音楽クリティック・クラブ賞」の受賞者決まる


 2011年度 (第32回) の「音楽クリティック・クラブ賞」は,下野竜也 (指揮者)に、「音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞」は、
黒川 侑 (ヴァイオリニスト)に贈られることとなり、1/15に贈賞式が行われた。

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 賞状を受け取る下野竜也さん (写真 左) と、
 黒川 侑さんの母堂 (写真 右、本人はベルギーに滞在中)



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 受賞の理由および対象になった公演は以下の通り、
 賞状は、それぞれ独自の文面で、贈賞の理由が述べられている。(原本は縦書き)

 音楽クリティック・クラブ賞

  下野 竜也(しもの たつや)

■《賞状》

音楽クリティック・クラブ賞 本賞
 下野竜也 殿

 あなたは大阪フィルハーモニー交響楽団第451回定期演奏会においてブルックナーの交響曲第2番初稿を指揮し、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団第47回定期演奏会における交響曲第8番の演奏とともに、ブルックナーの音楽を明快な形で聴衆に伝達し、管弦楽活動への多大な貢献を示されました。その功績を称え、本賞を贈ります。
 2012年1月15日

         音楽クリティック・クラブ
■《受賞の理由》

 下野氏は大阪フィルハーモニー交響楽団の第451回定期演奏会においてブルックナーの交響曲第2番初稿を指揮し、この作曲家の初期の作風における独自性を、しなやかで明快なテンポと音響の扱いによって浮き上がらせ、ベリオのバッハおよびボッケリーニの作品に基づく編曲作品においても、管弦楽作品のレパートリーの新たな可能性を開示してみせた。さらに兵庫芸術文化センター管弦楽団第47回定期演奏会におけるブルックナーの交響曲第8番の演奏においても、個々の若い演奏者の資質を的確に生かし、長大で晦渋とも思えるこの作品に見通しのよい展望を与えることに成功した。4月に行われた京都市交響楽団の第545回定期演奏会におけるマーラーの交響曲第5番他の演奏についても高い評価を得ており、これらの管弦楽活動への顕著な貢献に対し、本賞を贈ることとした。(根岸一美)


■《受賞の理由となった公演》

flyer 11.9.20(火)19:00 ザ・シンフォニーホール
11.9.21(水)19:00 ザ・シンフォニーホール
大阪フィルハーモニー交響楽団 第451回定期演奏会
指揮/下野竜也 曲目:J. S. バッハ(ベリオ 編)/「フーガの技法」より コントラプンクトゥス XIX,ボッケリーニ(ベリオ 編)/「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版,ブルックナー/交響曲 第2番 ハ短調 (1872年 キャラガン版) 入場料:A¥6,000 B¥5,000 C¥4,000 D¥1,500 S¥7,000 問い合わせ:大阪フィル・チケットセンター(06-6656-4890)

11.11.25(金)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
11.11.26(土)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
11.11.27(日)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第47回定期演奏会
指揮/下野竜也 ヴァイオリン/和波考禧 曲目:バッハ/ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ短調 BWV.1042,ブルックナー/交響曲 第8番 ハ短調 入場料:A¥4,000 B¥3,000 C¥2,000 D¥1,000 問い合わせ:兵庫県立芸術文化センター チケットオフィス(0798-68-0255)

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 音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞

  黒川 侑(くろかわ ゆう)

■《賞状》

音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞
 黒川 侑 殿

 あなたは2011年7月23日の京都府立府民ホール・アルティにおける「アルティ演奏家支援シリーズ」のリサイタルで、ベートーヴェン、バッハ、山中惇史、ラヴェルの作品を美しく充実した内容で聴かせましたが、とりわけ瑞々しい感性と表現の品の良さに感銘を受けました。今後の一層の活躍を期待してこの賞を贈ります。
 2012年1月15日

         音楽クリティック・クラブ
■《受賞の理由》

 1990年生まれの黒川は、2006年の日本音楽コンクールで第1位という経歴を持ち、早くから演奏活動を行っているが、常に高水準の演奏を聴かせてきた。現在はベルギーのブリュッセル王立音楽院でさらなる研鑽を積んでいるところだが、京都府民ホール・アルティが続けている《アルティ演奏家支援シリーズVol.5-2》で、一段と充実した演奏を聴かせた。これは2011年7月23日にアルティで開かれたリサイタルで、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番、バッハの無伴奏ソナタ第2番、山中惇史の「断続」、ラヴェルの「ハバネラ形式の小品」と「フォーレの名による子守歌」とヴァイオリン・ソナタというプログラムだったが、すでに高い評価を受けている音の美しさや安定したテクニックはこれまで通りだったにしても、それがさらに安定感を増し、また落ち着きも加わって、いずれの曲も感銘深い演奏となっていた。特に強調したいのは、若々しい感性による瑞々しい表現が素直かつ折り目正しくなされている中に、作品への愛情や品の良さを感じさせる情感が満ちていて、実に心地よい演奏だったことである。共演の北村朋幹も黒川と同年代のピアニストで、東京芸大在学中だが、黒川の表現に巧みに呼応したハイ・センスな演奏で貢献していた。まだ若い黒川だけに、これからの成長が楽しみであり、さらなる活躍と充実の演奏を期待して奨励賞を贈る。(福本 健)

■《受賞の理由となった公演》

flyer 11.7.23(土)15:00 京都府立府民ホール アルティ
アルティ演奏家支援シリーズ Vol.5-2 黒川 侑 ヴァイオリンリサイタル
ピアノ/北村朋幹 曲目:ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ 第6番 イ長調 op.30-1,J. S. バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV.1003,山中惇史/「断続」,ラヴェル/ハバネラ,フォーレの名による子守歌,ヴァイオリン・ソナタ 入場料:¥3,000 学生・65歳以上¥2,000 問い合わせ:京都府立府民ホール(075-441-1414)


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◆ 音楽クリティック・クラブのメンバーは下記の通り.
 網干 毅 伊東信宏 日下部吉彦 桜井多佳子 鴫原眞一 嶋田邦雄 白石知雄 椨 泰幸 
 出谷 啓 寺西 肇 中原昭哉 中村孝義 根岸一美 響 敏也 福本 健 横原千史 (以上 50音順)


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